30分のミニ講義を聴講しよう!地域資源を生かした住民主体のまちづくり

持続可能なまちづくりを考える上では、地域社会の住民の積極的参加と主導性が欠かせません。ワークショップによるコミュニティ施設「tsumiki」(宮城県利府町)の設置事例を交え、コミュニティ主体のまちづくり・地域開発のあり方について考えます。

都市計画とまちづくり
地域資源を活用したまちづくり
地域資源を生かした住民主体のまちづくり
受講した高校生のコメント

先生からのメッセージ

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私の担当する「地域資源論」の講義では、東北にある豊かな自然や文化をリサーチし、その活用策を議論していきます。関連する「コミュニティ・プランナー(CP)」の講義では、フィールドワークを通して、地域社会の抱える課題を見出し、実践的に解決策を導きます。 座学やデータに加えて、現場でのリアルな体験を積み重ねることによって、地域社会に貢献できる力を身につけていきましょう。

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歴史も人も、地域資源!地域の土地の整備や再開発によって、まちの姿が大きく変わることがあります。こうした地域開発を行うとき、「地域資源」をどう生かしていくのかが問われています。 地域資源には、自然環境や社会、産業、文化、教育などの人文的な環境、自然を利用する過程で人々が培った知恵などが含まれます。この地域資源を、地域開発に生かし、持続可能なまちづくりを展開するための研究が進んでいます。住民の主体的関与が、持続可能なまちをつくる地域資源を生かすためには、住民がまちづくりに主体的に参加できる仕組みを構築することが重要です。住民がまちづくりへ関わることで、意識に変化が起こり、まちに対する誇りが芽生えます。この誇りが、まちの魅力を創出し、発信する原動力になり、地域ビジネスの活性化や地域交流の促進が期待できます。 このようなコミュニティをベースにした地域開発のあり方を、「コミュニティ・ベースド・デベロップメント」と呼び、実践的な研究が進んでいます。こうした地域開発を実現するには、まちの規模や地域資源の種類など、地域の特性を理解した上で、地域に合った話し合いの場を構築することが重要です。こうした話し合いで重要なのは、そのまちで実際に生活する人々が、対等な立場で意見を交換できることです。人や歴史に寄り添いながら、もっといいまちにコミュニティ・ベースド・デベロップメント研究の1つの事例として、宮城県利府町(りふちょう)の起業創業支援施設「tsumiki」の設置があげられます。2016年11月に開設した「tsumiki」の設置過程では、建物のレイアウトを考える段階から住民ワークショップが開催されました。参加者はまず100個の地域資源を考えることから始め、地域の歴史を掘り起こし、大切にすべきこと、挑戦すべきことを丁寧に話し合いました。地域の公共施設をデザインしていく試みを通じて、地域資源の再発見や住民同士の交流を深め、開設後も住民が利用する施設が生まれたのです。

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私の担当する「地域資源論」の講義では、東北にある豊かな自然や文化をリサーチし、その活用策を議論していきます。関連する「コミュニティ・プランナー(CP)」の講義では、フィールドワークを通して、地域社会の抱える課題を見出し、実践的に解決策を導きます。 座学やデータに加えて、現場でのリアルな体験を積み重ねることによって、地域社会に貢献できる力を身につけていきましょう。

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