30分のミニ講義を聴講しよう! 命を守る道路や橋の建設は高いお買い物?

私たちの国では、厳しい財政事情から道路や橋を効果的に造ることが求められています。でもちょっと待ってください。皆さんが普段使う文房具ならコスパの計測は簡単ですが、道路のコスパはどう考えるべきなのでしょうか。防災の観点から考えましょう。

先生からのメッセージ

先生画像 メッセージ動画

近い将来、高知県では南海トラフ地震の発生にともなう甚大な被害が懸念されています。これに対し、四国地方では「8の字ネットワーク」といわれる高速道路ネットワークの整備が、高知県では沿岸部への津波の侵入を抑制する3重防護の防潮堤整備が鋭意進められています。
私たち地球環境防災学科の教員は、防災・減災に資する学問を研究しています。防災・減災に興味があって、インフラ整備を通じて社会に貢献したいなら、ぜひ高知大学で一緒に学びましょう。

先生の研究室

この先生が所属する大学の情報を見てみよう

高知大学

高知大学 大学案内2020

パンフを見る

大学公式ホームページ

夢ナビ講義も読んでみよう 「道路」は、しなやかに進化していく

変わる公共事業の評価 公共事業で幹線道路を造る場合、そのルート計画から完成までには長い時間を要します。公共事業ではまず、「プロジェクト評価」が行われます。公共事業は複雑な要素が絡み合っており、その効果をどう評価するのかが重要だからです。道路ができれば移動時間が短縮され、渋滞や交通事故が減り、燃費も改善されます。ほかに、防災面や地域への長期的な経済効果、環境への影響なども評価対象です。
公共事業には、公平な視点からの客観的評価が必要です。2000年代は公共事業に対する逆風の中で、事業の効果を目に見える貨幣換算で表しましたが、現在は必ずしも貨幣換算ができない要素も拾い上げます。
巨大災害から命を守った道路 日本は、人口減少と少子高齢化、企業の海外移転などの背景があり、2011年の東日本大震災までは、交通量が少ない田舎の道路造りは費用対効果が小さい、つまり優先順位が低いという考え方でした。ところが、震災後、ある道路が注目されます。岩手県の三陸沿岸にある釜石山田道路という、供用直前だった幹線道路です。費用対効果の評価は小さかったのですが、津波の被害をカバーする役割を果たしただけでなく、避難するための「命の道」として使われたことで、道路への評価の視点を問い直すきっかけとなったのです。 強靱でしなやかな道路を造る これからの日本の道路造りには、防災という非日常の視点が欠かせません。また、非日常の要素といえば幹線道路の近くで開催されるイベントなども同様で、通行量の受け皿が小さいと渋滞し、実質的に道路が機能しなくなります。減災や縮災ができる、しなやかで強靱な道路を造っていくためには、しっかりした都市間ネットワークの構築が必要です。その社会的な合意形成を得るための、ていねいなプロジェクト説明も不可欠です。
そういう意味で地方の道路整備はまだ途上にありますが、近年ではこうしたプロジェクト評価での議論が、政策にもフィードバックされています。

先生からのメッセージ

先生画像 メッセージ動画

近い将来、高知県では南海トラフ地震の発生にともなう甚大な被害が懸念されています。これに対し、四国地方では「8の字ネットワーク」といわれる高速道路ネットワークの整備が、高知県では沿岸部への津波の侵入を抑制する3重防護の防潮堤整備が鋭意進められています。
私たち地球環境防災学科の教員は、防災・減災に資する学問を研究しています。防災・減災に興味があって、インフラ整備を通じて社会に貢献したいなら、ぜひ高知大学で一緒に学びましょう。

先生の研究室

この先生が所属する大学の情報を見て見よう

高知大学

高知大学 大学案内2020

パンフを見る

大学公式ホームページ

このTALKも見てみよう 英語字幕は英語字幕あり

一覧へ戻る