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30分のミニ講義を聴講しよう! どうして国家間の対立はこじれてしまうのか

対立が悪化し、こじれてしまうのは、何も国際社会だけではありません。しかし、国際社会における対立には、国内社会における対立とは異なった、独特の難しさがあります。講義ライブでは、国と国との対立がしばしばこじれてしまう理由について考えていきます。

先生からのメッセージ

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高校生にとって、大学受験のための勉強も大切ですが、なるべくテレビやインターネットでニュースを見る機会を多く持つようにしてください。なぜなら、自分の周りの狭い世界の出来事だけでなく、広い世界に目を向けるひとつのきっかけになるからです。
新聞が読めればなお良いのですが、まずは決まったニュース番組を見るようにするなど、できる範囲のことからでもかまいません。その中で自然と自分が気になるテーマや分野が出てきて、それが将来、大学で勉強したいことにもつながっていきます。

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夢ナビ講義も読んでみよう 国際政治学が明らかにする、国家間の争いを複雑にする3つの原因とは?

国と国の争いを止めるのは難しい 世界では多くの争いが起こっていて、国と国との間にもたくさんの国際的な対立が発生しています。国家間の対立は解決が非常に難しいのですが、その原因は主に次の3点に要約されます。1つ目は、世界政府や世界警察のような、一定の権力を持って国と国との争いを止める公権力が存在しないことです。そのため、自国の安全は自国で守らなければならないのが現実で、武力を捨てることが難しいのです。憲法で戦争を放棄している日本にも自衛隊があり、永世中立国であるスイスでさえも、自国を守るための軍隊を保持しています。 国家間の衝突が政治に利用される 2つ目の原因は、国家間の裁判が難しいことです。限定的に裁判が行われることはありますが、自国の利益に直結するような重要な問題は避けられることが一般的です。3つ目の原因は、他国との争いが自国民を団結させたり、国内の政治に利用されたりすることです。例えば国内に失業問題が起こっている場合に、あえて他国への敵意をあおって国民の意識を問題からそらせ、愛国心を喚起して支持を得るというやり方です。国際問題が複雑になり、かつ長引く傾向にあるのは、こうした政治のあり方が大きく関係しています。 偏りなく世界を見るために 3つ目に挙げた政治手法は、「ポピュリズム」と呼ばれています。ポピュリズムとは、敵と味方を明確に区別する政治的な姿勢です。「今の官僚やエリートは国民を守らない、だから私が守ります」という論理が典型的です。その代表として、アメリカのトランプ大統領が挙げられます。近年では欧米を中心に、国際的な協調や他国との関係性を否定し、自国の利益を優先すべきとする政治家が一定の支持を集め、移民排斥も盛んに訴えられます。しかし、「移民は危険」「隣国は敵」という単純化されたイメージは偏ったものです。こうした時代にこそ、国際的な衝突を学術的に研究する国際政治学の知見が、偏見のない目で世界を見る手がかりになるのです。

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