立正大学 心理学部臨床心理学科 教授 小澤 康司 先生
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30分のミニ講義を聴講しよう!自分らしく生きるための心理学
今後20年で、人工知能やロボット化などで日本の労働者の仕事の49%がなくなる予測があります。一方で人間に関わる仕事は重要になります。自分らしく生きるには、人間に関わることを専門的に学び、自分の人生をデザインすることが大切といえます。
社会の歴史
これからの社会はどうなるのか?
求められる21世紀型能力
自分らしく生きるための心理学
先生からのメッセージ
夢ナビ講義も読んでみよう自分らしく生きるには?
内的キャリアを重視して未来を考えよう現代は自由に仕事を選べる一方で、終身雇用制が崩れ、仕事を失うことも珍しくない時代になりました。こうした不確実な時代を自分らしく生きていくための心理学の考え方の一つに「キャリア」があります。キャリアには、「外的キャリア」と「内的キャリア」があります。外的キャリアは、他人からも見えるキャリアで、会社員や公務員といった職業などです。一方、内的キャリアは自分の価値観・興味関心・得意な能力で構成されやりがいや働きがいなどを指します。長い人生を考える場合、社会情勢などにより価値が変化する外的キャリアに左右されないで、内的キャリアをしっかり見つめ、自分軸に基づいた未来を描き、大学選びや仕事選びをするのがいいでしょう。いろいろな体験を通して内的キャリアを探せ!内的キャリアは自分にしか見えないため、自分で見つけるしかありません。しかし、若い人の中には自分の内的キャリアを見つけられずに悩んでいる人がたくさんいます。高校生はもちろん、大学生も就職活動などをきっかけに悩むのです。内的キャリアを見つけるには、自分の生きてきた人生を振り返りながら考えることも大切ですが、いろいろなことに興味を持ったり、得意なことを伸ばしたり、憧れの人を作ったりするのもいいでしょう。また、友人や教師など、信頼できる人に聞いてみるというのもいいかもしれません。小説やアニメなどの本や映画がヒントになって、あなたの内的キャリアが見つかることもあります。偶然のチャンスは自分で引き寄せられるアメリカの心理学者クランボルツは、個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定されるとし、偶然のチャンスを人生設計に役立てる、「プランド・ハプンスタンス理論」を発表しました。ただし、偶然を自分の人生のビッグチャンスとして利用するためには、普段から内的キャリアを意識して、オープンマインドで生活する必要があります。「自分らしさ」を生かし、人生を豊かにするためには、内的キャリアがポイントとなるのです。先生からのメッセージ
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