30分のミニ講義を聴講しよう! モノの見方が「モノを言う」マーケティング

まずいガムは、売れ残る運命にあるのか? いや、「売り方」を工夫すれば利益を出すことは可能です。立地条件のよくない動物園は来園者を増やすことはできないのか? いや、「見せ方」を工夫すれば集客は可能です。「モノの見方」がそれを可能にするのです。

受講した高校生のコメント

先生からのメッセージ

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店頭に、とてもマズいお菓子が並んでいたとします。並べているだけでは、きっと大量に売れ残ってしまうでしょう。でも、「罰ゲームにピッタリ! 大爆笑間違いナシの衝撃的な味!」といったキャッチコピーを付けて売れば、どうでしょうか?
普通に考えると売れそうにない商品でも、見方を変え、売り方を工夫すれば、大ヒット商品になるかもしれません。経営学では、「モノの見方」を変えることで、企業経営やマーケティングがどのように変化するかを研究します。あなたも一緒に、「モノの見方」について考えてみませんか。

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夢ナビ講義も読んでみよう 「モノの見方」「意識のあり方」を、変えることで生まれる可能性

「CDは1人1枚」という常識を疑ってみる ニューアルバムが出たら、すぐにCDショップに駆けつけたくなるような、大好きなアーティストはいますか? ただ、どんなに好きなアーティストでも、同じアルバムなら普通は1枚しか買いません。
ところが最近、一部のアイドルのCDは、1人のファンによって一気に5~10枚が購入されるという現象が起きています。「握手会」のチケットを付けたり、ファン投票券を同梱するなどで、「CDは1人1枚」という常識を覆したわけです。
小都市の動物園で、大都市以上の来客を実現 もしもあなたが経営者だとしたら、人が多い大都市の店と人が少ない地方都市の店、どちらが有利だと思いますか? 通常、大都市の方が有利だと思いがちですが、人口40万に満たない北海道の小都市にある動物園は、ある工夫を通じて、東京の有名動物園の月間来園者数を追い抜きました。動物たちのオリやプールの形状を変え、「動物」を見せるのではなく「動物の行動」を見せる展示方法に切り替えたからです。
前述のCDマーケティング手法にも共通して言えることですが、「モノの見方」を変えれば、売りにくい商品の売り上げを伸ばしたり、立地条件の悪い場所に、多くの来場客を集めたりすることも可能なのです。
「モノの見方」を変えればいろいろなことが変わる 「モノの見方」を変えることで、どんな可能性が生まれるのかが、経営学の研究テーマの1つです。「売り方(マーケティング)」に関してばかりではなく、経営者や社員の「意識」についても同様です。「勉強しなさい!」と命じられて勉強するのと、自分の目標に向けて自発的に勉強するのと、どちらが頑張れるか、言うまでもないでしょう。
なぜ業績が伸びないのか、誰が悪いのか、といったネガティブな面ばかり追究するのではなく、この企業にはこんな長所がある、こんな社員もいる、これをどうやって伸ばそうかと、ポジティブに考えることによって、業績が劇的に変わるケースも少なくないのです。

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店頭に、とてもマズいお菓子が並んでいたとします。並べているだけでは、きっと大量に売れ残ってしまうでしょう。でも、「罰ゲームにピッタリ! 大爆笑間違いナシの衝撃的な味!」といったキャッチコピーを付けて売れば、どうでしょうか?
普通に考えると売れそうにない商品でも、見方を変え、売り方を工夫すれば、大ヒット商品になるかもしれません。経営学では、「モノの見方」を変えることで、企業経営やマーケティングがどのように変化するかを研究します。あなたも一緒に、「モノの見方」について考えてみませんか。

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福岡大学
商学部 経営学科
教授 合力 知工 先生