30分のミニ講義を聴講しよう!光ファイバーで実現する通信と電力伝送

光ファイバーの役割は?と聞くと、ほとんどの人が通信と答えます。一方、通信には必ず電力が必要になるので、光ファイバーで通信だけでなく、送電もできれば、魅力的です。この講義ライブでは、光ファイバーを用いた電力伝送技術について紹介します。

光ファイバー通信は何がすごいの?
どうしてスマホで通信できるのか
光ファイバーで電力を送れたら
光ファイバーで実現する通信と電力伝送
受講した高校生のコメント

先生からのメッセージ

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今や通信技術は、電気・ガス・水道などのライフラインと同じような当たり前の存在になったせいか、最近は通信に興味を持つ学生が少なくなってきています。しかし、その通信がどのような仕組みで成り立っているのかを知れば、とても面白い分野だと感じ、将来の生活をいかに便利にしていくことが可能な技術であるかということがわかってくると思います。 いつも使っているスマートフォンは、なぜどこにいても通信可能なのか? そんな素朴な疑問を持ち、知りたいという気持ちがあれば、通信を学ぶ面白さを十分に味わうことができるでしょう。

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夢ナビ講義も読んでみよう通信だけじゃない! これからの光ファイバー技術とは?

光ファイバーって?光ファイバーと聞いて何をイメージしますか? インターネットなどの通信技術で使われている線、という答えが一般的かもしれません。光ファイバーの多くは、普通のガラスよりも純度の高い、透明度の高いガラスで作られています。そのため、光ファイバー通信では、光の信号が髪の毛ほどの線からほとんど漏れ出ることなく伝送され、遠く離れた場所にも情報を送ることができるのです。災害時の活躍に期待光ファイバーは、通信だけでなく、電気の供給にも利用されています。この技術で注目されているのが、災害時のアンテナ基地局への給電です。携帯電話は、最も近い基地局と無線通信することで通話やインターネットへの接続ができます。しかし、災害でどこかの基地局が停電してしまうと、その周辺のスマートフォンや携帯電話は通信できなくなります。そこで活躍するのが、光ファイバー給電です。 基地局では通信に光ファイバーを使用しているので、光ファイバーで電気を送る仕組みを整えれば、たとえその地域が停電になっても基地局の機能を維持できます。それを実現するには光の通路とともに電気の通路をも確保した特殊な光ファイバーが必要となりますが、すでに十分な電力を、通信に影響を与えず送る技術は開発されています。自動運転でも注目光ファイバーには、ガラス製のほかにプラスチック製のものもあります。プラスチック製は軽く柔軟なため、揺れたり動いたりといった負荷にも比較的強いのが特長です。そのため、自動車などの乗り物への利用が進められています。特に期待されているのが、車の自動運転技術への利用です。自動運転では、複雑な情報を大量かつ高速に処理するシステムが必要になります。しかし、それを車の中に作るのに、従来の電気回線ではケーブルだけで80キロほどの重量になり、車体が重くなってしまいます。軽量かつ耐久力のある光ファイバーはそうした問題を解決する素材として、自動車産業からも注目を集めているのです。

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今や通信技術は、電気・ガス・水道などのライフラインと同じような当たり前の存在になったせいか、最近は通信に興味を持つ学生が少なくなってきています。しかし、その通信がどのような仕組みで成り立っているのかを知れば、とても面白い分野だと感じ、将来の生活をいかに便利にしていくことが可能な技術であるかということがわかってくると思います。 いつも使っているスマートフォンは、なぜどこにいても通信可能なのか? そんな素朴な疑問を持ち、知りたいという気持ちがあれば、通信を学ぶ面白さを十分に味わうことができるでしょう。

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