30分のミニ講義を聴講しよう!スマホ撮影映像からの「観客視点」映像処理

誰もがスマホで映像を撮影できますが、場所を同じくする複数の「観客」が同時に撮影した多視点映像群を集めて統合し、そのシーンの3次元状況を手軽に・わかりやすく・見飽きない映像として見せる(魅せる)、「観客視点」の多視点映像処理を紹介します。

なんでスマホの映像を材料にするの?
技術的手法、その1
スマホ撮影映像からの「観客視点」映像処理
受講した高校生のコメント

先生からのメッセージ

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ゲームやその世界への興味から、情報・メディア工学に進みたい人は大歓迎です。ただし、学問として取り組むには、「遊んで楽しい」だけではなく、中身がどんな構造になっているかにも興味を持ち、自分の手でつくり上げられるようになってください。 また、興味のある知識がほかの分野の研究やカルチャーなどと、どうかかわっているのかを知ることも大切です。いろいろな事柄を対象としたプログラミングができるようになるには数学や物理への理解を深め、好奇心のアンテナを広げておいてください。

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スマホを持った人みんなが「カメラマン」サッカーをテレビ観戦していて、重要なプレーが死角になって見えなかったら、あなたはがっかりしませんか? 国際大会は複数のカメラが選手をとらえているので、別の角度から撮影した画像が再生されますが、小規模な大会ではそうもいきません。 しかし、発想を変えてみましょう。私たちは動画撮影が可能なスマホを持っています。観客全員がカメラマンとなり、みんなで同時に撮影した画像を1つにしたらどうでしょう? 多くの視点から撮影したデータをサーバーにアップし加工すると今までにない「多視点映像」の面白いコンテンツをつくることが可能です。より多くのデータを速く正確に処理するネットワーク通信が発達し、カメラの性能が向上、センサー(加速度、コンパス)やGPS機能を備えた端末が普及している今、より多くの視点から映像が得られれば、コンテンツの魅力は増します。スター選手をいろいろな角度から見たり、立体映像やパノラマ映像をつくったり、臨場感あふれるコンテンツができるでしょう。観客が試合のどこを見ているかの分析も面白いでしょう。さまざまな映像をニーズに合わせて分析することにより、競技力の向上につなげる使い方も有効です。より多くのデータを速く正確に処理するコンピュータプログラムの開発が期待されています。エンターテインメントにも広がる可能性SNSが発達し、特定のチームのファンは情報交換を盛んに行っています。個人が撮影した動画を共有したり、複数のファンによる映像を加工して公式サイト上で紹介したりするなど、新しいスポーツの見方が生まれています。東京オリンピックに向けても、スポーツに関する映像技術の革新に向けた取り組みが求められています。 また、多くの視点で撮影した映像を活用する手法は、舞台芸術、コンサートやライブなどのエンターテインメントや、地域や学校で開催されるイベントでも活用できる可能性もあり、新しい楽しみ方ができるようになるかもしれません。

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ゲームやその世界への興味から、情報・メディア工学に進みたい人は大歓迎です。ただし、学問として取り組むには、「遊んで楽しい」だけではなく、中身がどんな構造になっているかにも興味を持ち、自分の手でつくり上げられるようになってください。 また、興味のある知識がほかの分野の研究やカルチャーなどと、どうかかわっているのかを知ることも大切です。いろいろな事柄を対象としたプログラミングができるようになるには数学や物理への理解を深め、好奇心のアンテナを広げておいてください。

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