九州大学 芸術工学部 芸術情報設計学科 上岡 玲子 准教授

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人に寄り添う情報技術

30分のミニ講義を聴講しよう! 人に寄り添う情報技術

五感と呼ばれる人の感覚特性を考慮し、人間とコンピュータをつなぐ接点に着目した研究を「ヒューマンインタフェース研究」と呼びます。人の喜怒哀楽といった感情に注目し開発した装置の研究を紹介し、人に寄り添う情報技術の在り方について考えます。

先生からのメッセージ

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私が研究しているのは、人間の五感に関する特性を調べて、その特性に合った情報技術やコンピュータの新しいインタフェースを作る、「ヒューマンインタフェース」という分野です。
特に人間の感情や記憶の問題に関心を持っているので、人の感情に影響を与えたり記憶を支援したりするような装置を作って体験してもらうことや、人が新しいインタフェースをどのようにとらえるかといった研究をしています。

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夢ナビ講義も読んでみよう 感情を数値化することで、人間の主観を科学する

感覚や感情を数値化するには 「触覚センサー」という装置があります。これは、圧力などでセンサーへの人の触れ方を計測する装置で、結果をデータとして取り出すことができます。これに対して「触覚ディスプレイ」という装置は、人間の触覚に刺激を与えて、どう感じているかを計測します。ただし、感情を言葉で説明してもらっても、主観の域を出ません。そこで、複数の刺激パターンを用意しておき、被験者には計算問題を解いてもらいます。各刺激に対しての正答率を計測するのです。 特定の刺激を与えると人間はぼんやりする 具体的には、機械的に空気の渦を作り、その強さと間隔を変えながら人間の顔に噴射します。この状況で問題を解いてもらったところ、面白いことにある強さと間隔の時に、正答率が極端に落ちることがわかりました。つまり、ぼんやりした状態になるのです。このように、人間の感情は刺激に対して一様ではありません。
この成果を応用した研究も行われています。ホラー映像を見ると人間は心拍数が上がることがわかっていますが、別の方法で刺激を与えて心拍数を上げると、それ以外は何もしていないのに恐怖の情動が高まることがわかったのです。このように、人間の感情は人工的な刺激である程度変えられるのです。
人間と科学をつなぐヒューマンインタフェース 感情の数値化は難しいので、感情を対象とした研究はあまり行われていません。しかし、科学の成果と人間の感情の間にはギャップがあります。例えば、触覚ディスプレイで噴射の圧力を2倍にしたからといって、人間の感情は2倍に高まるわけではありません。そこで、人間と科学の間には、それをつなぐヒューマンインタフェースが必要なのです。それがなければ、使い勝手のよい機械は作れません。
さらに人間の感情の解析が進めば、どうしても解析できない領域が明らかになるでしょう。それが無から有を生み出す創造性です。人間の創造性を突き止めるためにも、この研究は有効なのです。

先生からのメッセージ

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私が研究しているのは、人間の五感に関する特性を調べて、その特性に合った情報技術やコンピュータの新しいインタフェースを作る、「ヒューマンインタフェース」という分野です。
特に人間の感情や記憶の問題に関心を持っているので、人の感情に影響を与えたり記憶を支援したりするような装置を作って体験してもらうことや、人が新しいインタフェースをどのようにとらえるかといった研究をしています。

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