30分のミニ講義を聴講しよう! スポーツ傷害をきっかけとした心の成長

怪我はアスリートの心に傷跡を残すことがありますが、近年の研究では、その先に心の成長が生じる可能性があるとわかってきました。講義ライブでは、心の成長とは何か、どのようなメカニズムで起こるのか、成長を後押しするものは何かについてお話しします。

先生からのメッセージ

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私は19歳の夏に試合中に負ったけががもととなり、車椅子生活となりました。あの時、私はまさに人生のどん底にいる気分でした。それでも誰かの力になりたいと思い返したことが心理学に興味を持ったきっかけです。
当たり前にできていたことができなくなって感じるのは、今あなたが感じている日常を大切にしてほしいということです。自分のやりたいことを見つけられるよう積極的にいろいろ行動して、でもやらなければいけないことを後回しにせず、自分のペースで一歩ずつ確実に進んでいってください。

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夢ナビ講義も読んでみよう つらい経験を通じた心の成長

トラウマで終わらない人の心とは PTSD(心的外傷後ストレス障がい)とは、自分の価値観や世界観が崩壊するようなつらい出来事があった時、それがトラウマとなってその記憶が何度もフラッシュバックし、過度な不安や不眠を引き起こすものです。これまで心理学ではPTSDによるマイナスをどうゼロに戻すか、という研究が続けられてきました。しかし、インタビューと統計学の手法を用いた研究により、1990年代後半に「PTG(心的外傷後成長)」という概念が明らかになりました。 つらい経験を通じたポジティブな変化 自然災害や家族との死別、あるいはスポーツ傷害など本人にとってつらい出来事は、時にその人の心に傷跡を残します。ところがそれらの経験で人はネガティブになるだけでなく、周囲の人に優しくなったり、社会貢献活動に参加したりするケースもあります。スポーツ選手が「あのけがの経験が自分を成長させてくれた」といったことを口にするのを聞いたことがあるでしょう。PTGはそういったポジティブな変化を指します。 心の成長には段階がある 例えばスポーツでの負傷で、再起不能となることがあります。将来を悲観し、引退を考えるほど追い込まれることもあるでしょう。その後、侵入的思考といって、考えたくないのに何度も同じことを考えて苦しむ時期が来ます。しかし、人によってはやがて心の中が整理されると、「この経験は自分にとってどんな意味があるのだろう」という前向きな思考が始まり、その先にPTGがあるとされます。PTGには、「他者との関係性を見つめ直す」「新たな可能性を感じる」「人間としての強さ」「見えないものを大切にする精神性的変容」「人生に対する感謝」という五領域があるとされます。
PTGが起きたからといって、過去の記憶から完全に解放されるわけではありません。PTGに至る時間も人によってバラバラです。しかし、つらい記憶と共存しつつ成長することは可能なのです。

先生からのメッセージ

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私は19歳の夏に試合中に負ったけががもととなり、車椅子生活となりました。あの時、私はまさに人生のどん底にいる気分でした。それでも誰かの力になりたいと思い返したことが心理学に興味を持ったきっかけです。
当たり前にできていたことができなくなって感じるのは、今あなたが感じている日常を大切にしてほしいということです。自分のやりたいことを見つけられるよう積極的にいろいろ行動して、でもやらなければいけないことを後回しにせず、自分のペースで一歩ずつ確実に進んでいってください。

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