30分のミニ講義を聴講しよう! ローコスト建築の社会的・美学的な可能性

安く快適で美しい家をつくる。災害時の仮設住宅や発展途上国のスラム改善など、ローコスト建築は今も昔も建築家にとって重要な課題です。一方、「簡素さ」を重視した茶室のように、それは美学の問題にも関係します。事例に基づき、ローコスト建築を考えます。

先生からのメッセージ

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私は建築の設計、デザインをしています。いわゆる、建築家という仕事ですが、その一方で建築デザインを研究して、学生に対して設計の課題を教えてもいます。
建築はもともと身近な存在ですが、設計やデザインを学ぶと、あなたが散歩のときに見る風景がまったく異なってきて面白いと思います。自分の美意識を発見できる重要な機会を提供してくれるのです。あなたも関心があれば、ぜひ勉強してみてください。

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夢ナビ講義も読んでみよう コストを抑えて、あたらしい美意識を反映した住宅をつくる

メコンデルタでローコスト住宅をつくる 住宅建築は、住む人のライフスタイルと大きく関わっています。ベトナム・メコン川流域の低所得者層が集まるメコンデルタでは、安い価格で住宅をつくることが求められます。しかし、単に安いだけでなく、丈夫で快適であることが必要です。道路は整備されておらず、電力インフラもなく、建築専門業者も少ないなど、建築環境は整っておらず、そんな悪条件が重なる中で、住宅を建設・販売するというプロジェクトが行われました。 耐久性と快適性、美しさを備えたローコスト住宅 現地の相場では、20万~30万円で住宅建築が可能ですが、3~4年で建て替えや改修が必要です。そこで、住宅の柱や梁(はり)といった構造部分は工場で作り、丈夫にしました。その一方で、壁や天井は地元の人に手伝ってもらい、建築コストを抑えたのです。材料も、地元にあるヤシの葉を乾燥させて壁や屋根のパネルに貼りました。これらの素材は軽いので、小さな船で運ぶことができます。このような方法で、約50万円の住宅ができました。相場の2倍の価格ですが、耐久性と快適さ、地元の材料を使うことによる美しさを兼ね備えた住宅になりました。 日本でも求められるローコスト住宅 ここまでの低価格ではないにしても、日本でもローコスト住宅は求められています。今後収入の伸びは期待できず、格差も進むと考えられるからです。単身者や、家族に依存しない生活者も増えるでしょう。それにともなって、ライフスタイルや好みも多様化します。コスト低減に効果的なのは、部材を減らすことです。壁や天井の部材や部屋の仕切りは必要最小限にして、装飾のすくない住まいにします。住み手の好みを反映させるために、カスタマイズが容易であることも重要です。その一方で、少ない部材で強度を得るために、構造専門家との協力も必要です。
住宅は一生の買物といわれます。しかし、人の美意識はそれぞれで、年とともに変化するので、それに対応することが住まいづくりの重要なテーマなのです。

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私は建築の設計、デザインをしています。いわゆる、建築家という仕事ですが、その一方で建築デザインを研究して、学生に対して設計の課題を教えてもいます。
建築はもともと身近な存在ですが、設計やデザインを学ぶと、あなたが散歩のときに見る風景がまったく異なってきて面白いと思います。自分の美意識を発見できる重要な機会を提供してくれるのです。あなたも関心があれば、ぜひ勉強してみてください。

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