新潟経営大学 経営情報学部 スポーツマネジメント学科 教授 杉浦 善次郎 先生

30分のミニ講義を聴講しよう!
文化と社会から考えるスポーツの姿
「スポーツってなんですか」「スポーツってなんなのか説明して」と尋ねられたら皆さんどう答えますか? 誰もが知っているスポーツについて、「文化」としてのさまざまな姿や社会との関わりをみていくことで、スポーツの魅力と可能性を考えていきます。
先生からのメッセージ
あなたはスポーツのどこに興味がありますか? スポーツについて何を学んでみたいですか? 記録を伸ばす技術ですか、たくさん得点する戦術ですか、体力作りの方法ですか、それともスポーツの歴史でしょうか。
またあなたは、スポーツが町おこしにつながる理由や、オリンピックが開催される意味を考えたことがありますか? 実は、スポーツは社会と密接につながっています。コートやフィールドでプレーするだけがスポーツではありません。「スポーツ社会学」という学問を使って、スポーツの幅広くて奥深い世界にアプローチしてみませんか。
先生がめざすSDGs
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スポーツと社会の関係から、スポーツとの新しい関わり方が見えてくる
身体活動としてのスポーツ
あなたはスポーツから何をイメージしますか? 好きな競技や種目を思い浮かべる人もいるでしょう。スポーツをやっている人であれば、技術を高める方法やチーム競技における作戦について考えるかもしれません。また、試合では、緊張したり興奮したりすることから、心理学的に考えることも可能です。体が脳の命令で動くことを考えれば、認知神経科学的な分析もできます。そこから体をうまく制御して、能力を向上させたいと思う人もいるかもしれません。
社会現象としてのスポーツ
しかし、このような身体活動としてのスポーツは、スポーツ全体の一部にすぎません。スポーツには、社会現象としての側面もあります。例えば、スポーツイベントは多くの人の関心を集めます。オリンピックなどの国際大会は、国と国との競争の代替物です。高校野球では、出身高校ではなくても地元の高校を応援したくなります。
スポーツと社会は相互に関わりがあり、社会の中でのスポーツの役割を知れば、スポーツで社会を変えることもできます。スポーツ大会は地域経済の活性化に寄与します。また、ボランティアの参加で新しいネットワークが生まれ、スポーツが地域づくりに貢献することもあります。
多面的な見方で将来を考える
私たちはスポーツを「よいもの」と考えていますが、その考えはどこから来たのでしょうか? スポーツの歴史を知れば、時代や当時の社会のスポーツ観が明らかになります。競技にはルールがありますが、実はこれには社会の価値観が強く反映されています。また、ルールは技術を規定します。例えば、アメフトではラグビーと違って前に投げてもよいので、遠くに投げる技能が必要になります。ボールも投げやすいように小さくしてあります。用具の発展は、競技者のパフォーマンスと強く関連しています。その開発は、経済発展に寄与します。このようにスポーツは多面的な見方ができます。こうしたことを理解すれば、スポーツへの関わり方も多様化するのです。
先生からのメッセージ
あなたはスポーツのどこに興味がありますか? スポーツについて何を学んでみたいですか? 記録を伸ばす技術ですか、たくさん得点する戦術ですか、体力作りの方法ですか、それともスポーツの歴史でしょうか。
またあなたは、スポーツが町おこしにつながる理由や、オリンピックが開催される意味を考えたことがありますか? 実は、スポーツは社会と密接につながっています。コートやフィールドでプレーするだけがスポーツではありません。「スポーツ社会学」という学問を使って、スポーツの幅広くて奥深い世界にアプローチしてみませんか。
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