長野県立大学 グローバルマネジメント学部 グローバルマネジメント学科 教授 大室 悦賀 先生

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30分のミニ講義を聴講しよう! 地域課題の解決とリーダーシップ
現代社会は複雑な社会的課題に覆われています。その状況ではこれまで論じられてきたリーダー像では十分ではありません。直感やビジョンを描くなど今求められているリーダーシップについて解説します。
先生からのメッセージ
イノベーションは街なかに潜んでいます。ですから、あなたのような若い人には地域の課題やニーズを聞き取り、実現したい未来を創造し、新しいビジネスを実践できる場を求めてほしいのです。
長野県立大学の学生は2年生の時、全員が1カ月間、海外留学をします。海外から長野を見ることでマクロとミクロの視点を持てるはずです。その視点から、100年といわれる人生において、自分らしく生きる何かを見つけてください。それはお金のためではなく、多くの人に価値を提供する生き方です。そのために大学をどう使うか、考えてみてください。
夢ナビ講義も読んでみよう これからのリーダーに必要な「歴史」「芸術」「哲学」

人工知能(AI)は今後、どんどん生活の中に入り込んでくるでしょう。囲碁AI「アルファ碁」に人間が勝てないのは、データ量ではAIに及ばないからです。AIと同じ土俵で戦っては、人間はかないません。人間も蓄積は必要ですが、ある段階から必要なのは、過去にとらわれない芸術的思考です。それこそがAIに対抗しうる人間の特別な能力です。 自分の軸となる哲学 その上で必要なのは哲学です。優れた経営者は自分の中に軸を持っており、ブレません。悩んでも「自分の軸」があれば、戻って来ることができます。また、曖昧な世界、グラデーションも大切です。それには東洋哲学を学ぶことが役立ちます。日本の禅文化を海外に広めた仏教学者・鈴木大拙の資料館には多くの外国人が訪れています。アップル社の共同設立者の1人だったスティーブ・ジョブズも東洋哲学に傾倒した時期がありました。
多様性を理解し、曖昧な部分や、複数のチャンネルを持った上で、マクロとミクロの間を往復しながら、多くの人にとっての利益を考え、組織の未来を描くことができる人を真の意味でリーダーと呼ぶことができるのです。
先生からのメッセージ
イノベーションは街なかに潜んでいます。ですから、あなたのような若い人には地域の課題やニーズを聞き取り、実現したい未来を創造し、新しいビジネスを実践できる場を求めてほしいのです。
長野県立大学の学生は2年生の時、全員が1カ月間、海外留学をします。海外から長野を見ることでマクロとミクロの視点を持てるはずです。その視点から、100年といわれる人生において、自分らしく生きる何かを見つけてください。それはお金のためではなく、多くの人に価値を提供する生き方です。そのために大学をどう使うか、考えてみてください。
長野県立大学
グローバルマネジメント学部 グローバルマネジメント学科
教授 大室 悦賀 先生