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30分のミニ講義を聴講しよう! 人工知能をもつ農業サポートシステムの実現

農業経営には、環境管理、病害虫対策、作業スケジュール管理などについて、適切な対応を選択する熟練した知識が必要です。この熟練した知識を人工知能として開発し、自律して学び、判断できる農業サポートシステムとして実現する取り組みについて紹介します。

受講した高校生のコメント

先生からのメッセージ

先生画像 メッセージ動画

中学・高校では、すでに答えがわかっている問題の解答を見つけたり、覚えたりすることが、主な学習内容です。しかし大学に入ると、答えが見つかっていない問題や、そもそも答えがあるかどうかもわからない問題に、チャレンジすることになります。
そのため、高校までの基礎知識に加え、思考力や実践力、コミュニケーション能力など、さまざまな力が必要になってきます。「情報学」は、まさにそのための学問だと言えるでしょう。大学で、自分の個性を最大限に発揮できる力を身につけてください。

先生がめざすSDGs

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夢ナビ講義も読んでみよう 初心者でもベテラン生産者並みの収穫が実現する「IT農業」とは?

農作物の安定供給は、ベテラン農家のおかげ 家庭菜園やプランターでの野菜作りにチャレンジしたものの枯らしてしまった経験はありませんか? 農業は生産者の技術や知識が非常に重要になる産業です。降雨量や気温、日照量などが毎年違うのに、米や野菜などの農作物が安定的に食卓に並ぶのは、ベテラン生産者の技術のおかげだと言えます。そのノウハウをコンピュータに学習させ、初心者でもベテラン生産者並みの収穫を得られるようにする「IT農業」の研究が進められています。 動画も活用したきめ細かい農業指導 近年、脱サラして農業を始めようとする人が増えています。しかし、いざ始めてみると思うような収穫ができないケースも少なくありません。肥料を与える量やタイミング、害虫の駆除、収穫時期などすべての作業を、作物の生育状況を見ながらコントロールする必要があり、少し習ったくらいではベテラン生産者と同じ成果を上げるのは困難なのです。
そこで、実際の農作業記録や、農場に設置した気象系センサーなどのデータをコンピュータに蓄積し、初心者でも次に何をすべきかわかるようにするのがIT農業の狙いです。摘果(間引き)が必要な作物は、どれくらい育った時にどの程度を摘むのかなど、文書では伝わりにくい作業も多いので、動画データの収集も重要です。
コンピュータがベテランの指導員? IT農業の研究では、膨大なデータをコンピュータが論理的に処理し、雨や日照りが続いたらどうするか、例年より気温が低い時はと、まさにベテラン生産者のように指導してくれるシステムをめざしています。ある地域特定の気象データを蓄積することで、その土地に適した作物を提案してくれるシステムも構築できるでしょう。
農村地帯では後継者不足や、ベテラン生産者の高齢化が社会問題化しています。しかし、IT農業を発展させることによって、従来の農作業が軽減されたり、後継者育成を効率的に進められたりするようになることが期待できるのです。

先生からのメッセージ

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中学・高校では、すでに答えがわかっている問題の解答を見つけたり、覚えたりすることが、主な学習内容です。しかし大学に入ると、答えが見つかっていない問題や、そもそも答えがあるかどうかもわからない問題に、チャレンジすることになります。
そのため、高校までの基礎知識に加え、思考力や実践力、コミュニケーション能力など、さまざまな力が必要になってきます。「情報学」は、まさにそのための学問だと言えるでしょう。大学で、自分の個性を最大限に発揮できる力を身につけてください。

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崇城大学
情報学部 情報学科
教授 堀部 典子 先生