30分のミニ講義を聴講しよう! 膝の痛みを解消する新しい治療法とは?

スポーツ選手から高齢者まで、膝の痛みは楽しく生活を送るための妨げとなり、日本では1000万人以上の人が治療を行っていると言われています。講義ライブでは、人工関節に頼らない新しい手術法と、新しい治療につながる研究についてお話しします。

先生からのメッセージ

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突然ケガをすると、今までできていたことが急にできなくなり、辛い思いをすることがあります。しかし、そのケガが治り、以前と同じように動けるようになると、整形外科医は患者さんとその喜びを共有することができます。それが、この仕事の醍醐味です。
もし、あなたが整形外科に興味があるのなら、スポーツに参加し、スポーツができる喜びや人間関係を築く大切さを実感してください。そして、ケガで思い通りにプレーができない人の気持ちに寄り沿うことの重要性を感じてください。

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人工関節に見られるデメリット 高齢化が進む日本では、膝の痛みを訴える外来患者の約3分の2が、O脚によって膝が変形している「変形性膝関節症」の高齢者です。主な治療方法は人工関節への取り替え手術ですが、膝の曲がる角度が制限され、できるスポーツも限られるというデメリットがあります。そこで近年、注目されているのが、膝関節周囲の骨(大腿骨、脛骨)を矯正する「骨(こつ)切り矯正手術」です。 膝関節を温存する「骨切り矯正手術」 O脚になると体重のかかる軸が内側にずれ、膝の内側に体重が6~7割もかかるようになります。すると、軟骨やクッションの役割を担う半月板にストレスが加わってすり減り、痛みが増します。
骨切り矯正手術は、体重のかかる軸を膝の中央か外側にずらす治療法で、内側にかかるストレスを軽減します。自分の膝関節を温存できるので、違和感もなく、自由にスポーツが楽しめます。また、傷んだ軟骨にストレスがかかりにくくなるため、その周りを覆うように柔らかい組織が再生することがわかっています。
すり減った軟骨は修復されませんが、この手術を行えば、自己治癒力によって痛みを和らげることができるのです。
半月板を再生する新治療法に期待 スポーツなどによる半月板損傷も膝の痛みの原因となっています。半月板が断裂した場合は縫合しますが、断裂部分がモップ状になって縫合できない場合は、その部分を切除します。しかし、切除すると変形性膝関節症が悪化するケースが後を絶ちません。
そこで現在、縫合不能な半月板に対して自己組織に置き換わる材料を用いた半月板scaffoldの研究が進められています。大型動物での臨床実験では、移植から8週間後、scaffoldの約半分がその動物の細胞に吸収され、置き換わっていることがわかりました。これは抜糸不要の糸と同素材なので安全性が高く、細胞治療のように培養時間や設備もかかりません。また、施術できる病院も多く、一度の手術で治療できるというメリットがあります。

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突然ケガをすると、今までできていたことが急にできなくなり、辛い思いをすることがあります。しかし、そのケガが治り、以前と同じように動けるようになると、整形外科医は患者さんとその喜びを共有することができます。それが、この仕事の醍醐味です。
もし、あなたが整形外科に興味があるのなら、スポーツに参加し、スポーツができる喜びや人間関係を築く大切さを実感してください。そして、ケガで思い通りにプレーができない人の気持ちに寄り沿うことの重要性を感じてください。

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大槻 周平 先生