九州産業大学 人間科学部 子ども教育学科 堀内 ゆかり 教授

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人の発達の不思議

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30分のミニ講義を聴講しよう! 人の発達の不思議

多くの哺乳動物は、生後間もなく自力で食べ物を見つけ命をつなぐことが可能です。しかし、哺乳動物でありながら、人は親鳥が雛鳥を守るかのごとく保護されながら育てられます。ごく当たり前と思われている人の生育環境の重要性とその不思議について学びます。

先生からのメッセージ

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あなたは、これまでどのように成長してきましたか。人の一生の発達を考える上で、幼少期の環境や教育は大変重要です。特に、この時期に愛情を十分に受けないと、子どもは順調に成長できないことがあります。これから幼児教育のプロをめざす人には、人の発達のプロセスと、発達に躓き(つまづき)のある子どもに対するケアの方法を理解することが求められます。
家庭教育の大切さを検証しつつ、実践で役立つ確かな技術と知識を身につけてほしいです。私と一緒に心理学と教育学を学んでみませんか。

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夢ナビ講義も読んでみよう 赤ちゃんはどのようにして保護者から離れられるようになるのだろう?

未熟な状態で生まれる人間 人間は、ほかの哺乳動物と違って未熟な状態で生まれます。例えば、馬は胎内で大人に近い状態まで育ってから誕生するので、生まれてから短時間で立ち上がり、移動が可能です。それに対して人間は、生まれてから移動が可能になるまで時間がかかります。その間、世話が必要ですが、赤ちゃんは生まれてすぐに保護者を認識するわけではありません。近くにいて自分の世話をしてくれる人を、次第に保護者と認識するようになります。特に生まれてから約半年間が重要で、その間に保護者の愛情を受けて相手に身を寄せる経験がないと、その後の成長に影響を与えます。 人見知りは保護者の愛情が十分である証明 保護者の愛情とは、例えば赤ちゃんが泣いたときに応答して、声をかけたり、手で触れたり、あやしたり、ミルクをあげたりすることです。そして、赤ちゃんの目を、微笑みながら見ることが大切です。保護者の表情が柔和でないと赤ちゃんは不安になるからです。子どもにとって、保護者の愛情は心の栄養なのです。
半年ほどで赤ちゃんは人見知りをするようになり、保護者以外の人を拒否するようになります。これは保護者の愛情が蓄積され始めたことを示しています。人見知りは3歳位まで続くことがあります。その間に人見知りがないのは気がかりです。保護者の愛情を受けていないか、生まれつきの神経発達の問題の疑いがあるからです。
周囲との関わりと成功体験で保護者から離立 人見知りによって、保護者の愛情をますます受けた子どもは、保護者から離れ、周囲に関わりを持とうとすることが増えます。ほかの子どもと遊んで、けんかをしたり、自分の欲望を我慢したりして社会のルールを理解するようになります。
また、この時期に重要なのは成功体験です。例えば、「靴をはけた」ときに「ほめられた」など、「やったらできた」体験が繰り返し「ほめられる」ことで自信が蓄積され、ますます主体的に行動できるようになります。このようにして保護者から離れられるようになっていくのです。

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あなたは、これまでどのように成長してきましたか。人の一生の発達を考える上で、幼少期の環境や教育は大変重要です。特に、この時期に愛情を十分に受けないと、子どもは順調に成長できないことがあります。これから幼児教育のプロをめざす人には、人の発達のプロセスと、発達に躓き(つまづき)のある子どもに対するケアの方法を理解することが求められます。
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