30分のミニ講義を聴講しよう! レジデント型研究と持続可能な地域づくり

研究はなんのためにするのか? 社会の成熟とともに学術研究のあり方が多様化しています。地域の自然環境を保全し持続的に利用するために、科学的な知識だけでなく、地域の伝統知や生活知も積極的に活用する「レジデント型研究」の考え方について紹介します。

先生からのメッセージ

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高校生のあなたが日常的に関わっている人といえば、家族や学校の友だち、先生、習い事で会う人などが大部分でしょう。しかし実際の社会には、あなたが知らない仕事をしている人、想像もつかないような生き方をしている人がたくさんいます。それを知るためにも、若いうちに行ったことのない場所に行き、普段接したことのない人に接してみてください。
例えば夏休みなどの長期休暇を利用して、自然の多い場所でボランティア活動をしてみるのもいいでしょう。普段の生活では学べない多くのことを経験できるはずです。

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夢ナビ講義も読んでみよう 研究者自ら地域に飛び込む「レジデント型研究」ってどんなもの?

既存の研究方法と異なる新しい取り組み 「研究」といえば、学術書を読んだり、実験や観察をしたりするイメージを持つ人が多いでしょう。そのイメージ通り、現在の研究は対象を客観的に評価するやり方が主流です。しかし今、こうした既存の研究方法とは異なる「レジデント型研究」という手法に注目が集まっています。レジデント型研究では、研究者が自ら地域に飛び込んで、地元の人と協力しながら現地の問題を研究し解決していきます。 専門分野の枠を超えて問題解決をめざす レジデント型研究を行っているのは大学に所属している人以外にも、博物館の学芸員などさまざまですが、それぞれが自分の専門分野の枠を超えて研究に取り組んでいます。
例えば高知県の柏島に住み込み、NPO法人を作っている研究者がいます。この人の専門分野は魚ですが、魚についてだけでなく海藻が生えなくなってしまう「磯焼け」などの問題についても地元の機関と連携しながら解決を図っています。また地域の住民が主体的に研究に関わっている例もあります。福井県の小浜湾で、「アマモ」が生えなくなって生態系が崩れるという問題が起こっており、これを解決するため、地域の高校生が研究者とともにアマモを植える活動や海の環境を改善するための啓発活動を行っています。
資金面をはじめとした課題 現実的な問題解決のために効果的なレジデント型研究ですが、一方で課題もあります。一つは資金調達の問題です。例えばアメリカには寄付の文化があるので、比較的資金調達を行ないやすいのですが、こうした文化が根づいていない日本では十分な活動資金が得られない場合があります。また既存の研究方法に比べて実績が認められにくく、学問研究として評価されにくい面もあります。さらに研究者の身分が確立されていないと、地元の人からの信頼や協力が得られないということも起こります。これらは今後レジデント型研究に取り組む上で解決していくべき課題だと言えるでしょう。

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高校生のあなたが日常的に関わっている人といえば、家族や学校の友だち、先生、習い事で会う人などが大部分でしょう。しかし実際の社会には、あなたが知らない仕事をしている人、想像もつかないような生き方をしている人がたくさんいます。それを知るためにも、若いうちに行ったことのない場所に行き、普段接したことのない人に接してみてください。
例えば夏休みなどの長期休暇を利用して、自然の多い場所でボランティア活動をしてみるのもいいでしょう。普段の生活では学べない多くのことを経験できるはずです。

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政策学部 政策学科 准教授
清水 万由子 先生