動画を閉じる

帝京大学 教育学部 初等教育学科 初等教育コース 成家 篤史 准教授

体育の暗黙の了解って?

体育の暗黙の了解って?

帝京大学 
教育学部 初等教育学科 初等教育コース

成家 篤史 准教授

この夢ナビTALKは英語翻訳されています。動画の右下の字幕のアイコンをクリックすると英語字幕が表示されます。

30分のミニ講義を聴講しよう!体育の暗黙の了解って?

「体育に関する暗黙の了解」は私たち自身で築き上げており、体育に対する価値観形成ととらえられます。この価値観は自分が築き上げたように思われますが、所属した組織の中で暗黙裡に形成されています。どのように価値観が暗黙裡に形成されるのかを考えます。

先生からのメッセージ

先生画像 メッセージ動画

今、自分が持っている価値観を、一回、疑ってみてください。例えば、小学校の体育の授業で、児童たちがかぶっている赤白帽や体育着などは海外の学校で使われているでしょうか?
私たちがいつのまにか当たり前だと思い込んでいることが、気づかないうちに思わぬ弊害をもたらしている可能性もあります。すでにある価値観にとらわれることなく、これからの新しい体育の授業に必要な考え方は何かということを、見つめていってほしいと思います。

この先生が所属する大学の情報を見てみよう

帝京大学

帝京大学 大学案内2019

パンフを見る

大学公式ホームページ

夢ナビ講義も読んでみよう「逆上がりができない子は鉄棒が苦手な子」というのは本当?

鉄棒で連想するのは逆上がり? 「鉄棒運動の中で、自分に子どもがいた場合に習得させたい技は?」と聞くと、日本人の多くの人が「逆上がり」と答えるのではないでしょうか。小学校で逆上がりのできない子は、鉄棒が苦手とみなされてしまいがちです。しかし、そもそも逆上がりという技は、学習指導要領では小学5年生から習うものと位置付けられています。小学4年生までに逆上がりがうまくできなかったとしても、何一つ、おかしなことなどないのです。
しかも逆上がりという技は、鉄棒の技を形成していく際の流れからはやや外れていて、ほかの技を習得したほうが違う技に応用しやすいと考えられます。なぜ私たちは、「逆上がりができない子は鉄棒が苦手な子」と思い込んでしまっているのでしょうか?
組織文化のピラミッドから考える アメリカの心理学者エドガー・シャインは、人間社会の組織文化にはピラミッド的な構造が存在する、と指摘しています。ピラミッドの一番上にあるのは具体的に目に見える行動(逆上がりを教える、教わる、など)、その下にあるのが指導観(小学生は逆上がりを習うもの、など)や価値観で、これらは指導者も教わる側も自覚できる領域です。その下には無自覚的な層として、私たちの中にある基本的な前提認識(小学生は逆上がりができるべき、逆上がりができない子は鉄棒が苦手な子、など)が存在しています。鉄棒運動の場合、この前提認識は、日本固有の体育に対する見方や雰囲気によって形成されたものと考えられます。 今持っている価値観を疑ってみる こうした無自覚の前提認識に影響された指導観による体育指導は、場合によっては、合理的な裏付けに欠ける内容になってしまいがちです。日本の社会の中で生まれ育つうちに、いつのまにか当たり前と思い込んでいたことを一度疑ってみることが大切です。
目の前にいる子どもたちにとって何が必要なのかといった本質的なことを考え、よりよい教育を実現できる環境を作り上げていくなど、これからの体育教育には、そうした新しい風が必要とされているのです。

先生からのメッセージ

先生画像 メッセージ動画

今、自分が持っている価値観を、一回、疑ってみてください。例えば、小学校の体育の授業で、児童たちがかぶっている赤白帽や体育着などは海外の学校で使われているでしょうか?
私たちがいつのまにか当たり前だと思い込んでいることが、気づかないうちに思わぬ弊害をもたらしている可能性もあります。すでにある価値観にとらわれることなく、これからの新しい体育の授業に必要な考え方は何かということを、見つめていってほしいと思います。

この先生が所属する大学の情報を見て見よう

帝京大学

帝京大学 大学案内2019

パンフを見る

大学公式ホームページ

このTALKも見てみよう英語字幕は英語字幕あり

一覧へ戻る

帝京大学
教育学部 初等教育学科 初等教育コース 准教授
成家 篤史 先生