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帝京大学 文学部 史学科 柿沼 陽平 准教授

お金でよむ三国志

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帝京大学 
文学部 史学科

柿沼 陽平 准教授

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30分のミニ講義を聴講しよう!中国古代の民の声をきく~食事編~

中国古代、とくに戦国秦漢時代には秦の始皇帝や、項羽と劉邦などの英雄が登場しました。彼らのもとで暮らす民はどのような生活を営んでいたのか、出土資料を駆使して明らかにします。講義ライブではとくに、人びとが何をどのように食べていたのかを論じます。

先生からのメッセージ

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高校生活は、勉強したり、部活に精を出したり、何よりマンガやゲームなどの遊びに忙しいかもしれません。マンガやゲームの中には、中国史を舞台にしたものが結構あります。私の研究テーマも中国史です。その研究は本来とても楽しいものです。高校の授業では、大学受験のために世界史の項目を1つずつ暗記していると思いますが、大学での歴史学の学びは、どれだけものを覚えたかではなく、「そんなことが本当にあったのか」「それは本当に事実なのか」ということを自力で調べていく力を身につけるものです。ぜひ本学へ来てください。

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夢ナビ講義も読んでみよう三国時代に一番「ブラック」だった国は、実は蜀だった!?

経済状況からわかる歴史の事実 紀元3世紀頃、中国は魏、呉、蜀の3つの国が並び立ってしのぎを削り合う、三国時代を迎えていました。この頃に起こった出来事は、のちの時代に書かれた『三国志演義』などの書物を通じて現代でも広く知られていますが、当時流通していたとされる貨幣などの調査を通じて、三国時代の各国の経済状況を調べてみると、私たちが『三国志』の物語を通じて抱いているイメージとは少し異なる側面もあることがわかってきます。
『三国志』の物語では、各国の君主や武将がそれぞれ魅力的に描かれていますが、中でも人気なのは、蜀の君主であった劉備と、軍師の諸葛亮、関羽や張飛、趙雲といった豪傑たちでしょう。しかし、当時の各国の経済状況を分析すると、最も庶民に負担をかけていたブラックな国は、実は蜀だったのです。
国内で無理を重ねていた蜀 蜀では財源不足を補うため、庶民への税がかなり高く設定されていて、貨幣に記載する単位だけを100倍にした名目貨幣なども鋳造されていました。現在の雲南省にあたる南の地域を占領した際も、そこから多くの物資を接収し、現地で徴用した人々を兵士として戦場に送り込んでいたことがわかっています。
単純な国力の比較では4倍から5倍もの差のあった魏に対抗するため、蜀は自国内で相当な無理を重ねながら国を維持していたようです。また、名軍師と讃えられる諸葛亮も、魏とは真正面から争うのではなく、各方面と連携しながら、できるだけ相手の隙を突く形で難しい局面を切り抜けようと画策していました。
史料批判の仕方を学ぶ 歴史の真の姿を明らかにするには、1つのイメージに振り回されないようにしなければなりません。ものの見方を変えれば、それに対する評価も変わります。基礎から知識を習得し、さまざまな人からの意見や史料を突き合わせて、何が事実なのかを判断することが大切です。古代史の研究では、そうした史料批判の姿勢が欠かせないのです。

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