30分のミニ講義を聴講しよう!生まれくる命を護る

1つの命が生まれるとき、そこには母と子の命がけのドラマがあります。私たち、看護師・助産師は、かけがえのないその瞬間に寄り添い、支えます。生まれくる瞬間と、誕生した赤ちゃんの生きていく力をどのように支えるかをご紹介します。

こうして赤ちゃんはうまれてくる
赤ちゃんを守る①呼吸
赤ちゃんを守る②体温
生まれくる命を護る
受講した高校生のコメント

先生からのメッセージ

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私は、「母性看護学」を担当しています。 看護の対象となるのは、男女を問わずすべての年代のあらゆる健康状態にある人です。社会の中で役割をもち、生活をしている人たちに看護者として関わっていくには、病気だけを、体だけを看るだけでは十分ではありません。対象者の生活というものに思いを致さなければ、その人が望む、よりよいケアはできないと思います。そのために、多くの人々と接し、いろいろな経験をして生活者としての視点、人の心の痛みがわかる感性を育てていってほしいと思っています。

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生命が生まれるために~母体のちから出産には「産道」「娩出(べんしゅつ)力」「娩出される物」という3つの要素があります。「産道」は赤ちゃんが通る道で、骨盤からなる“骨産道”と、それを取り囲む柔らかい組織からなる“軟産道”があります。骨産道が狭かったり、軟産道が硬かったりすると難産の原因になります。「娩出力」は赤ちゃんを生み出す力で、子宮の収縮である“陣痛”と、母親のいきむ“腹圧”がその力となります。「娩出される物」は、“赤ちゃん”と赤ちゃんを護ってきた“胎盤、羊水など”です。この3つの要素がうまく働くことで、母親は生命を生み出すことができます。生命が生まれるために~胎児のちから赤ちゃんも生まれてくるための努力をします。骨産道は狭く、その産道の形状もさまざまです。赤ちゃんは骨盤の形状に自分の頭をフィットさせていくことで、産道の中を回転しながら出てきます。また、赤ちゃんの頭の骨は成人と違って複数の骨で構成されています。そのため頭の骨が重なり合うことができ、できるだけ自分の頭を小さくします。赤ちゃんには、生まれやすくなるための仕組みが備わっているのです。少しの変化も見逃さない観察力が必要「命の誕生」は感動的です。しかし、生まれるということは、母胎内で守られていた環境から切り離されることでもあります。胎盤を通じて酸素をもらい、子宮の中で体温を保たれていた赤ちゃんは、生まれてくると自分で呼吸をしなければなりません。赤ちゃんが「おぎゃー」と泣く産声は、肺呼吸が始まった瞬間を意味しています。また、羊水で濡れて裸で生まれてくる赤ちゃんには、特に体温管理は重要です。赤ちゃんは、体表面積がその体積に比べて成人の3倍も大きく熱が逃げやすい特徴があります。風の流れ、熱を奪う水分、冷たい肌着など体温喪失の原因となるものに注意を払います。 看護師・助産師は、知識と技術を身につけ、自分で意思を訴えることができない赤ちゃんをしっかりと観察して変化を見逃さず、生まれくる生命を護っていきます。

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私は、「母性看護学」を担当しています。 看護の対象となるのは、男女を問わずすべての年代のあらゆる健康状態にある人です。社会の中で役割をもち、生活をしている人たちに看護者として関わっていくには、病気だけを、体だけを看るだけでは十分ではありません。対象者の生活というものに思いを致さなければ、その人が望む、よりよいケアはできないと思います。そのために、多くの人々と接し、いろいろな経験をして生活者としての視点、人の心の痛みがわかる感性を育てていってほしいと思っています。

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