30分のミニ講義を聴講しよう! 歯と口の健康をサポートする歯科衛生士

歯と口の健康は、「自分の歯でおいしく食べる」「楽しく会話する」など、健康で生き生きとした生活を送るための基本です。また、近年「歯・口の健康と全身の健康の関係」も明らかになり、歯と口の健康をサポートする歯科衛生士の役割は重要になっています。

受講した高校生のコメント

先生からのメッセージ

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歯科衛生士は、口の中から全身の健康を支える仕事です。歯を残していくことがとても重要だと言われていますし、認知症などの予防のためにも口を使ってしっかり噛(か)む、誤嚥(ごえん)性肺炎などの疾患を防ぐためにも口の機能が落ちないようにする、といったことに関われるのも歯科衛生士です。
実際に関わった患者さんが、「おいしく食べられたよ」「ちゃんと噛めたよ」「少しむせなくなったよ」と言って笑顔になってくれる、とてもやりがいのある歯科衛生士の仕事に興味を持ってもらえるとうれしく思います。

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夢ナビ講義も読んでみよう 障がい者や高齢者のための、やさしくて気持ちいい「口腔ケア」

障がい者・高齢者には、やさしいマッサージを 障がいのある人や高齢者は、口のケアを拒絶することがあります。また、認知症の人の口に手を入れようとすると、すぐにはうまくいきません。そのようなときは、すぐに歯ブラシを使うのではなく、顔の周りを触ったり、口の中をマッサージすると、緊張がゆるみ、スムーズにケアをすることができるようになります。意識が少しはっきりしない人には、積極的に働きかけて口を動かすことは、口の筋肉や口腔(こうくう)機能を活性化させることになります。逆に筋緊張がある障がいの人や、食いしばりがある人には、マッサージをすることで緊張をほぐします。
また、唾液が出ない人に唾液腺のマッサージをしたりもします。緊張していると唾液が分泌されにくくなりますが、唾液にはしゃべりをスムーズにしたり、食事の後食べものを洗い流してう蝕や歯周病を防いだりする働きがあります。ほかにも口の中を中性に保ったり、口の中の粘膜を保護したりするなどの働きがあり、唾液の分泌はとても重要です。
口腔機能を鍛えて維持する 障がいのある人や高齢者には、のどや口の麻痺や筋力低下によって、食べられない、飲み込めない、むせるなどといったいろいろな問題が出てきます。そういう人たちには「口の体操をしましょう」「お話をしましょう」と言って、積極的に口を動かすことを呼びかけ、口の筋肉を刺激することを促します。
障がいのある人や高齢者だけでなく、健常者も口の健康を保ち、筋力を落とさないようにしていくことも課題です。ストローをフーッと吹いて何かを倒すなど、口の筋肉を使うレクリエーションなども効果的です。
すべての人に大切な口腔ケア 若い人や健康な人でも、ストレスで食いしばりが強い人たちには、耳鳴りがする、肩がこる、偏頭痛がするという人もいますが、そういう人にもマッサージは有効です。「触れる」ということを大事にする、すべての人にやさしくて痛くない、気持ちのいい口腔ケアが必要とされているのです。

先生からのメッセージ

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歯科衛生士は、口の中から全身の健康を支える仕事です。歯を残していくことがとても重要だと言われていますし、認知症などの予防のためにも口を使ってしっかり噛(か)む、誤嚥(ごえん)性肺炎などの疾患を防ぐためにも口の機能が落ちないようにする、といったことに関われるのも歯科衛生士です。
実際に関わった患者さんが、「おいしく食べられたよ」「ちゃんと噛めたよ」「少しむせなくなったよ」と言って笑顔になってくれる、とてもやりがいのある歯科衛生士の仕事に興味を持ってもらえるとうれしく思います。

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健康科学部 歯科衛生学科
教授 麻賀 多美代 先生