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30分のミニ講義を聴講しよう! のび太のママを支援する 小児看護学の視点

1.のび太くんとママを例に:こどもを怒ってしまう母親の問題を説明、2.小児看護学の視点:小児看護学の対象は、こどもと家族であり、親子関係改善の視点を紹介、3.看護学は実践の科学:発達障がいを例に支援の実際と、その研究結果、魅力を紹介します。

受講した高校生のコメント

先生からのメッセージ

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「看護学」は実践の科学です。看護がかかわる領域は、人が生まれる前から亡くなった後までと、大変に幅広いのが特徴です。保健看護学科の現場実習では、学生5人に対して教員と病院スタッフが1名ずつつくという手厚さで、貴重な体験ができます。
人の健康を守るには、まず自らが健康でなければなりません。今のうちから、食事や睡眠などにも関心をもち、丈夫な体作りにつとめてください。

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夢ナビ講義も読んでみよう 発達障がいの子どもとその家族を幸せに導くために!

のび太の子育てに悩む保護者のために 子育て中の保護者から、「忘れ物が多くて、何度言ってもちっとも治らない」という悩みをよく聞きます。こうした、『ドラえもん』に出てくるのび太くんのような子どもの中には、本人がなまけているのではなく、ADHD(注意欠如・多動症)などの発達障がいが原因の場合があります。
努力不足でできないのではないことを、いくら「もっと努力しなさい」と叱っても、状況は改善されないばかりか、保護者も子どもも「自分は子どものしつけもできない」「どうせ自分なんか、頑張ったって叱られてばかり」と自信を失って、悪循環におちいることが少なくありません。
悪循環を脱するための「ペアレントトレーニング」 「小児看護学」の視点から、こうした保護者と子どもを支援するには、まず保護者の辛さに寄り添い、子どもの症状の理解を深めてもらうことから始めます。そして「ペアレントトレーニング」によって子どもへのよりよい対応を学んでもらいます。それには「肯定的な注目」が重要です。
子どものダメなところばかりが気になって、つい叱ってしまうという態度を意識的に改めて、ほめるところを探してもらいます。最初は難しいのですが、「おはようが言えた」のような、日常のささいな言動もほめる対象です。「その場ですぐに」「視線を合わせて」「短い言葉で」「ほめるように」、などのアドバイスも行います。
看護学は目の前の人を幸せにする実践の科学 看護学は実践の科学です。トレーニング後のアンケートを分析することで、研究を深めることができます。トレーニングの結果からは、「どうせ僕なんか、といった言葉が聞かれなくなりました」「子どもといっしょに笑うことが多くなりました」「家族で和やかに過ごす時間が増えました」など、記入された言葉を丁寧に分析すると、家族全体に変化が起こってくることがわかります。専門的な知識と技術をもって、目の前にいる人の幸せの手助けができる学問が看護学なのです。

先生からのメッセージ

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「看護学」は実践の科学です。看護がかかわる領域は、人が生まれる前から亡くなった後までと、大変に幅広いのが特徴です。保健看護学科の現場実習では、学生5人に対して教員と病院スタッフが1名ずつつくという手厚さで、貴重な体験ができます。
人の健康を守るには、まず自らが健康でなければなりません。今のうちから、食事や睡眠などにも関心をもち、丈夫な体作りにつとめてください。

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東北福祉大学
健康科学部 保健看護学科
教授 富澤 弥生 先生