30分のミニ講義を聴講しよう! ブロードバンドな電波で見て測って伝える

携帯電話で使われている電波ですが、伝えるだけでなく見たり測ったりできます。最近は、細かく見て、精密に測り、たくさん伝えることが望まれています。ブロードバンド無線技術はこの要求に答えることができ、安心・安全かつ人にやさしい社会を作ります。

受講した高校生のコメント

先生からのメッセージ

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あなたは、数学と物理は好きですか。世界の人たちとコミュニケーションを図る際、英語が意思を伝える「ツール」になるのと同じように、数学は、さまざまな物理現象を理解するために必要不可欠なツールです。あらゆる物理現象を、コンパクトに表す手段が数学だと言ってもよいでしょう。
あなたが、電気電子工学分野への進学を志望しているのなら、高校の数学と物理はしっかり学んで、その基礎知識が何に活用できるか、イメージするようにしてください。

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夢ナビ講義も読んでみよう 電波でものを「見る」技術とは?

「電波」は情報を送受信するだけじゃない! テレビやラジオ、スマホなどが、電波で情報を送受信できますが、電波を使って「見る」こともできるのを知っていますか? 見る機能が期待されているのが、マイクロ波の中でも周波数が高い「ミリ波」です。直進性が非常に高く、物体に衝突すると反射する特性を利用して、さまざまな「見る」方法が考えられています。例えば、煙が充満して部屋の奥が見えないような火災現場で、ミリ波の反射波の形状を調べれば、逃げ遅れた人がいないかどうかを確認することができるのです。 「ミリ波」で見る技術はすでに実用化されている ミリ波を用いた技術のうち、すでに身近な分野で実用化されているのが、自動車に搭載されている「衝突防止レーダー」です。クルマの前方にミリ波を発信し、反射した電波によって障害物を検出するのですが、ムダに拡散せず正確に直進する特性のおかげで、障害物との距離と接近速度とを高精度に計測できます。ドライバーがわき見運転をしていても、必要に応じて緊急ブレーキを作動させてくれるのですから、まさに「人間の代わりに見てくれる」システムと言えるでしょう。レーダー分野や計測分野でのミリ波活用法は、今後さらに増加していくと予想されています。 工夫次第で、いろいろな活用法も 電波の周波数が高いほど、大きな容量のデータを高速に送れます。そのため、大容量データの通信にミリ波を活用する方法も研究されています。動画を含む大容量データを、高速に送らなければならないテレビ電話など、工夫次第でいろいろな活用法が生まれるでしょう。
ただし、壁や柱などの障害物の先には電波が回り込まないほか、遠距離通信も不向きという、高周波数・短波長ならではの特性も考えておかないと、ミリ波のメリットを100%引き出すことができません。ミリ波よりさらに周波数が高く、光に近い特性を持つ「テラヘルツ波」の研究も始まっています。電波の可能性は、今後ますます広がっていくでしょう。

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あなたは、数学と物理は好きですか。世界の人たちとコミュニケーションを図る際、英語が意思を伝える「ツール」になるのと同じように、数学は、さまざまな物理現象を理解するために必要不可欠なツールです。あらゆる物理現象を、コンパクトに表す手段が数学だと言ってもよいでしょう。
あなたが、電気電子工学分野への進学を志望しているのなら、高校の数学と物理はしっかり学んで、その基礎知識が何に活用できるか、イメージするようにしてください。

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熊本大学
工学部 情報電気工学科
教授 福迫 武 先生