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九州大学 工学部 地球環境工学科 松田 泰治 教授

巨大地震に挑む!ハードとソフトによる減災

巨大地震に挑む!ハードとソフトによる減災

九州大学 
工学部 地球環境工学科

松田 泰治 教授

30分のミニ講義を聴講しよう!巨大地震に挑む! ハードとソフトによる減災

これまでの地震発生の記録から、世界有数の地震国である我が国の現状を伝え、「地震発生のメカニズム」とそれによる「被害発生のメカニズム」を説明します。そして、被害軽減のためにどのようなことが行われているかを、ハードとソフトの両面から解説します。

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先生からのメッセージ

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日本は世界有数の地震国です。地震のことをよく理解した上で、被害をなるべく軽減することが非常に重要だと考えています。そのためには、「地震工学」を学んだ安全・安心な社会の実現に貢献できる人材が必要です。
地震工学にはハードとソフトの両面があります。ハードとは構造物の耐震化といった問題であり、技術の進歩が必要です。一方、ソフトとは人々の防災意識や防災対策です。この両輪がバランスよく組み合わさってこそ、被害の軽減、すなわち減災が実現できると考えています。ぜひ、あなたも地震工学を一緒に学んでください。

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夢ナビ講義も読んでみよう地震と被害のメカニズムを知れば、被害は減らせる!

日本ではなぜ地震が起こりやすいのか 北米、ユーラシア、フィリピン海、太平洋という4つのプレートの境界に位置する日本は、世界有数の地震国です。巨大地震はプレート境界で起こります。境界で片方のプレートが沈み込み力を加えます。もう一方のプレートがその力に耐えきれなくなったときに巨大地震が発生します。このタイプの地震はマグニチュードが大きく、津波をともなうため被害が広範囲に及びます。
もう1つのタイプは、プレート内で起こる内陸直下型地震です。プレートにかかる力によってプレート内部の弱いところに亀裂(活断層)が発生し、そこでズレが生じます。活断層にズレが生じたときに地震が発生します。この地震は、規模は大きくありませんが、震源が浅く、都市の近くで起きた場合に被害が甚大になることがあります。
地震による揺れの原理は車の急発進・急停止と同じ では、地震の力はいかに作用するのでしょうか。地震に似た現象に、車の急発進・急停止があります。急発進するとシートに押しつけられ、急停止すると前のめりになります。これは車が急激に速度を上げ(下げ)ているためです。速度の変化率が加速度です。人に対しては、加速度に比例した慣性力が働きます。地震でいえば、地面が動く速度が急激に増加すれば、構造物に強い慣性力が働くことになります。 地震による被害を減らすためには 地震被害の減災には、地震による被害メカニズムを理解する必要があります。熊本地震で観測された加速度は重力の加速度に相当する非常に大きなものでした。「耐震」構造の構造物はこのような大きな加速度による慣性力に粘り強く耐えて倒壊などの被害を防いでいます。また「免震」構造の構造物は、地震動のエネルギーを吸収しながら、ゆっくりとした揺れで被害を低減します。
地震被害の減災を実現するための新たな情報は、日々進歩して充実してきています。このような情報を正しく理解して有効に活用することは、地震被害の減災にとって大きな力となります。

先生からのメッセージ

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日本は世界有数の地震国です。地震のことをよく理解した上で、被害をなるべく軽減することが非常に重要だと考えています。そのためには、「地震工学」を学んだ安全・安心な社会の実現に貢献できる人材が必要です。
地震工学にはハードとソフトの両面があります。ハードとは構造物の耐震化といった問題であり、技術の進歩が必要です。一方、ソフトとは人々の防災意識や防災対策です。この両輪がバランスよく組み合わさってこそ、被害の軽減、すなわち減災が実現できると考えています。ぜひ、あなたも地震工学を一緒に学んでください。

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