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神戸大学 工学部 市民工学科 小池 淳司 教授

「よい国土」をめざす市民工学

「よい国土」をめざす市民工学

神戸大学 
工学部 市民工学科

小池 淳司 教授

30分のミニ講義を聴講しよう!安全・安心な市民社会を創る市民工学とは?

市民工学は、橋・鉄道・空港や上下水道など社会基盤施設の建設と保全を通じて、安全・安心で環境に調和した市民社会の創成をめざす工学領域です。「社会基盤整備計画」「防災計画」などの計画・決定過程を説明し、市民工学の魅力と社会的役割を解説します。

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先生からのメッセージ

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市民工学科とは、従来の土木工学に加え、より社会や市民に役立つ工学をめざして設立された新しい学科です。その中で土木計画学では、道路や橋などのインフラストラクチャー(社会基盤)がどのように社会生活に影響を及ぼすのか、あるいはどのような計画が「社会にとって望ましいのか」といったことを研究します。
どのような社会が望ましいかという問題に関心があり、かつ工学技術に興味がある人には最適でおもしろい分野だと思います。簡単に答えが出ないこの問題を一緒に考えていきましょう。

夢ナビ講義も読んでみよう未来につながるインフラの計画―土木計画学の世界

世代を超え、広く社会のために計画されるインフラ 日本中に張り巡らされた道路や橋などのインフラ(社会基盤)はどのように計画され、創られ、維持されているのでしょうか。それらは、特定の人のためではなく、将来の世代を含めた広い社会のために、そして地域の歴史や伝統、自然環境、さらには将来に起こりうる変化も考えて計画されなければなりません。こういった社会基盤を、「いつ」「どこに」「どれくらい」建設して維持するかということを探究するのが「土木計画学」です。 効果を明確に提示する役割 例えば、地方の道路を造る場合、メリットを受けるのはその道路を使う人ですが、その財源の多くは都市部の税金であることを考えると、都会の人にはデメリットしかないように思われます。土木計画学の分野ではコンピュータシミュレーションを使い、道路ができた場合の効果はどういった地域の誰に帰属するかを明確にして提示します。
しかし、どのくらいのメリットとデメリットの差が許容されるかに対する明確な答えは、実は存在しません。ただし、計画を考えるプロセスで客観的な効果を示すことは重要で、これをもとに住民や政治家など、いろいろな人の意思決定が進められていくのです。
新しい学問領域「市民工学」へ このように見ていくと、土木計画学は、工学系の学問でありながら、社会科学や人文学の要素が強いことがわかります。効果の計測には数学や経済学、実現には政治的プロセスなど哲学的な思考を扱う学問、さらに心理学や景観・デザイン学など多岐にわたる知識を総動員する必要があります。
この分野の研究は、土木だけにとどまりません。環境問題に対処する環境政策や防災計画、発展途上国でのインフラ整備計画支援による貧困の問題の改善など、近年幅広くなり、従来の土木工学も含めた新しい領域といわれる市民工学ともつながっていくのです。

先生からのメッセージ

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市民工学科とは、従来の土木工学に加え、より社会や市民に役立つ工学をめざして設立された新しい学科です。その中で土木計画学では、道路や橋などのインフラストラクチャー(社会基盤)がどのように社会生活に影響を及ぼすのか、あるいはどのような計画が「社会にとって望ましいのか」といったことを研究します。
どのような社会が望ましいかという問題に関心があり、かつ工学技術に興味がある人には最適でおもしろい分野だと思います。簡単に答えが出ないこの問題を一緒に考えていきましょう。

このTALKも見てみよう英語字幕は英語字幕あり

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