動画を閉じる

崇城大学 薬学部 薬学科 平山 文俊 教授

薬の形と効き方を設計する

薬の形と効き方を設計する

崇城大学 
薬学部 薬学科

平山 文俊 教授

30分のミニ講義を聴講しよう!薬の形と効き方を設計する

私たちが服用している薬は、有効成分である微量の活性成分(薬物)と「添加物」でできています。添加物の使い方により、薬の吸収性、効果の発現や持続時間などが大きく変わってきます。講義ライブでは、有効かつ安全な医薬品を設計する研究を紹介します。

再生スピードを変更できます。

先生からのメッセージ

先生画像 メッセージ動画

私は、製剤設計学という研究室に属しています。薬はそのままの形で投与されることはありません。カプセルや散剤、顆粒剤といった剤形で投与されます。剤形をうまく設計することで、効率、効能が高く、安全性の高い医薬品を供給することができます。私たちの研究室では、「シクロデキストリン」という化合物を使って、剤形設計を行っています。薬学部は研究範囲が広く、さまざまな知識を使います。特に大切なのは化学です。
薬学部を希望する人は、高校では化学を中心に生物、物理を勉強するとよいと思います。

この先生が所属する大学の情報を見てみよう

崇城大学

崇城大学 大学案内2018

パンフを見る

大学公式ホームページ

夢ナビ講義も読んでみよう薬の効き方を設計するための「添加物」の役割

薬の効果を実現するのは「添加物」 私たちが服用している薬は、実はそのすべてが「薬」なのではなく、有効成分である微量の薬と「添加物」でできています。薬は、体内に吸収されてはじめて効果が出ますが、その役割を担っているのが添加物なのです。
添加物は消化管内で薬を溶かし、その吸収を助けます。添加物の役割は、それだけではありません。よい薬剤は単に薬効が優れているだけでなく、効き方に安定性があり飲みやすく、患部に的確に到達するなどの条件を兼ね備えています。それを可能にするのも、実は添加物なのです。
添加物で薬の効き方を制御する 薬は、種類によって効きはじめの時間が違います。薬は食道を通って、胃、小腸、大腸を通過していくので、すぐに効かせたい場合は、胃で溶けるようにします。2時間程度なら小腸、8時間なら大腸で溶かすのです。また、即効性や反対に持続性が求められたりすることもあります。これらは、添加物が溶けるスピードを調節することで対応します。
体内に吸収された薬は血管に入り、体全体に行きわたり患部に到達します。ただ、薬によっては患部以外の部分に副作用を引き起こすことがあります。抗がん剤はその例です。このような場合は、特定の臓器だけに薬を送り込む必要がありますが、これは至難の業です。
副作用を起こさない薬剤の開発 添加物に使用される物質のひとつに、「シクロデキストリン」があります。これは、6個以上のグルコース分子が環状につながっていて、バケツの底を抜いたような円錐(すい)台形をしています。そして、その中に薬を取り込むことが可能です。薬には胃や腸で溶けないものもありますが、水溶性のシクロデキストリンに薬を入れれば吸収できるようになります。また、この物質に別の物質を付加することで、小腸や大腸だけで薬物を放出させることもできます。この仕組みを使えば、患部だけに作用する大腸がんの薬などに利用することで、副作用を起こすことなく治療することが可能になるのです。

先生からのメッセージ

先生画像 メッセージ動画

私は、製剤設計学という研究室に属しています。薬はそのままの形で投与されることはありません。カプセルや散剤、顆粒剤といった剤形で投与されます。剤形をうまく設計することで、効率、効能が高く、安全性の高い医薬品を供給することができます。私たちの研究室では、「シクロデキストリン」という化合物を使って、剤形設計を行っています。薬学部は研究範囲が広く、さまざまな知識を使います。特に大切なのは化学です。
薬学部を希望する人は、高校では化学を中心に生物、物理を勉強するとよいと思います。

この先生が所属する大学の情報を見て見よう

崇城大学

崇城大学 大学案内2018

パンフを見る

大学公式ホームページ

このTALKも見てみよう英語字幕は英語字幕あり

一覧へ戻る

崇城大学
薬学部 薬学科 教授
平山 文俊 先生