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鹿児島大学 水産学部 水産学科 小谷 知也 准教授

養殖に生物学は必要か?

養殖に生物学は必要か?

鹿児島大学 
水産学部 水産学科

小谷 知也 准教授

30分のミニ講義を聴講しよう!魚の赤ちゃんを元気に育てる〜養殖の可能性

海から魚が獲れなくなっていると言われる今、養殖の重要性が増しています。魚を育てるためには、その赤ちゃんを育てる技術を開発する必要があり、餌が重要なキーワードになります。魚の赤ちゃんにとって良い餌とは何なのかを考えてみましょう。

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先生からのメッセージ

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高校の勉強は楽しいですか? 「こんな公式や方程式を覚えて、何の役に立つのだろう」と感じることもあるかもしれません。しかし、高校で学ぶ物理や化学、数学などは学問の「基礎」であり、大学での勉強や研究は、その基礎の上に成り立っています。
大学生になると、基礎からもう一度勉強する時間の余裕はほとんどありませんから、高校3年間は、大学で必要になる知識や学力を身につける、とても重要な期間だと言えます。頑張って大学受験に立ち向かってください。

夢ナビ講義も読んでみよう動物性プランクトンの研究で、魚料理の文化を守れ!?

「オトナ」になれるのは1万匹中わずか1~10匹 天然域では卵からふ化した海産魚の仔稚魚が、成魚まで生き延びられる確率は、わずか0.01~0.1%です。特に、仔魚から稚魚となり、幼魚に育つまでの期間に、ほかの魚に食べられたりして大半が命を失います。「養殖」なら、仔稚魚の生残率は自然界よりはるかに高いのですが、技術が確立されているマダイの場合でも、40%ほどの稚魚は共食いや病気で生き残れません。稚魚に、より栄養価の高いエサをたくさん食べさせ、早く成長させることが、養殖の生産効率を上げる最大の課題です。 意外に「グルメ」な海水魚の赤ちゃん 仔魚のエサは、海中に生息する動物性プランクトンです。養殖場では、培養が容易で人為的に栄養強化することも可能な、「海産ツボワムシ類」がエサとして最も多く用いられています。一方、自然界の仔稚魚は、栄養価の高い「カイアシ類」を主食にしており、実験的にワムシとカイアシ類とを混ぜて与えると、稚魚はカイアシ類を選択的に食べることがわかっています。つまり、養殖場のエサをカイアシ類に切り替えれば、エサをたくさん食べさせることができるのです。しかしカイアシ類はきれいな海水でしか生存できず、増殖スピードも遅いため、大量培養するのは困難なのです。 おいしいエサを作って、生存率UP 仔稚魚の目は、あまり見えていません。それなのに、カイアシ類を選んで多食する理由は何なのでしょう。それが解明できれば、カイアシ類が仔稚魚に好まれる「魅力」を、ワムシに組み込むことができるかもしれません。ワムシを、カイアシ類と同じくらい「魅力的なエサ」に変えられるかもしれないのです。
日本の食卓に欠かせないクロマグロは、養殖でも仔稚魚の生残率は10%以下で、その原因のひとつとして、仔稚魚が十分な量のエサを食べていない可能性が考えられます。漁獲量が大幅規制されるようになったクロマグロですが、養殖での生残率を上げることも研究課題のひとつなのです。

先生からのメッセージ

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高校の勉強は楽しいですか? 「こんな公式や方程式を覚えて、何の役に立つのだろう」と感じることもあるかもしれません。しかし、高校で学ぶ物理や化学、数学などは学問の「基礎」であり、大学での勉強や研究は、その基礎の上に成り立っています。
大学生になると、基礎からもう一度勉強する時間の余裕はほとんどありませんから、高校3年間は、大学で必要になる知識や学力を身につける、とても重要な期間だと言えます。頑張って大学受験に立ち向かってください。

このTALKも見てみよう英語字幕は英語字幕あり

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